高齢者だけの病気ではなくなった緑内障について

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失明を回避するためにできること

保存的療法が主流の緑内障

古くから緑内障の治療として一般的なものは点眼薬による眼圧のコントロールです。
一度傷ついてしまった視神経を健全な状態に戻すことはできませんが、継続して目薬をさすことは進行を遅らせて視力を維持するために役立つといいます。

緑内障の治療に使われるのは「プロスタグランジン関連薬」や「β遮断薬」、「炭酸脱水酵素阻害薬」といった目薬でこれらを併用して治療していくことになるようです。
目薬をさす際の注意点としては、雑菌の繁殖を防ぐために容器がまつ毛や眼に触れないようにすること、一度にたくさんの量を使用せずに一滴だけをさすようにすること、さした後は鼻へ流れていくことを防ぐために瞬きせずに目を閉じ目頭を軽く押さえることなどが挙げられます。
また複数の目薬をさす際には、5分以上の時間をあけてさすようにすることも大切だと言われています。

緑内障治療の現実と問題点

最近の研究では、緑内障患者の約4割に対して眼圧下降治療があまり有効ではないことが明らかになったと言われています。
緑内障の原因は未だ解明されておらず、様々な危険因子が絡み合って悪影響を及ぼしていると考えられるようになりました。
以前から緑内障の治療といえば眼圧下降治療が主流となっておりましたが、このままの治療を続けていては緑内障による失明率を低下させることはできないのかもしれません。

昨今、増加傾向にあるという緑内障は眼圧が高くなりすぎることだけが原因ではない場合が多く、循環障害や酸化ストレスといった別の危険因子を有していることが考えられます。
緑内障を引き起こすと言われているような生活習慣を改めるなど、違う角度からのアプローチを考えてみることも大切になりそうです。


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